吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
矯正治療後の後戻りと保定装置
矯正治療が完了した後、治療で動かした歯が元に戻ってしまうことを「後戻り」と言います。後戻りは矯正治療の悩みの一つですが、適切な保定装置を使用することでそのリスクを減らすことができます。この記事では、矯正治療後の後戻りの原因とその予防方法について解説します。
1. 後戻りの原因
矯正治療後、歯が元の位置に戻ろうとする力が働きます。これは、歯がもともとあった位置に「記憶」しているためです。この「歯の記憶」や、歯茎や骨が完全に新しい歯並びに慣れるまで時間がかかるため、後戻りが起こることがあります。また、歯周病や顎の成長、生活習慣なども影響を与える場合があります。
2. 保定装置の役割
矯正治療後の後戻りを防ぐために、最も重要なのが「保定装置(リテーナー)」です。保定装置は、治療後の歯をそのままの位置に保つための装置で、治療後すぐに使用を開始します。これにより、歯が後戻りするのを防ぐことができます。
保定装置には、主に以下の2種類があります:
- 固定型保定装置:歯に固定されるタイプで、外れにくいため長期間使用することができます。
- 取り外し型保定装置:取り外し可能なタイプで、食事や歯磨き時に取り外しができます。
3. 保定装置の使用期間
保定装置を使う期間は、患者の歯並びの状態や治療内容によって異なります。多くの場合、治療が終わった直後から数年間使用することが推奨されます。特に、最初の1~2年間は、毎日使用することが重要です。その後、段階的に使用頻度を減らし、最終的には夜間だけの使用に移行することがあります。
4. 保定装置の管理方法
保定装置は清潔に保つことが大切です。毎日の歯磨きと同時に、保定装置も水で洗い、清潔な状態を保つようにしましょう。また、取り外し型の保定装置は紛失や破損を防ぐために、使用しないときはケースに入れて保管することをお勧めします。
5. まとめ
矯正治療後の後戻りを防ぐためには、保定装置を適切に使用することが不可欠です。治療後の歯並びを維持するために、歯科医師の指示に従い、保定装置を正しく管理し、使用することが大切です。治療が完了した後も、しっかりとしたアフターケアを行い、美しい歯並びを維持しましょう。